仮想通貨の怖さ(6)
仮想通貨の怖さシリーズその6です。
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(6)前提が崩れるかもしれない
これはどういうことかというと、今無意識に置いている前提が成り立たなくなり、仮想通貨が無価値になったり使えなくなったりする可能性を指しています。
例えば…
・仮想通貨の利用や売買が法律で禁止される
・世の中のインターネット自体が使えなくなる、または分断分断される
・仮想通貨の仕組みに欠陥があり、無価値になる
(設計の弱い部分やミスを突かれたりコミュニティが乗っ取られたり)
・技術革新の結果、仮想通貨にとってマイナスの影響が出る
(量子コンピュータが発展して暗号鍵やマイニングの防御機構が突破されたり、仮想通貨以外の新しい魅力的な何かが地位を脅かしたり)
といったことなどです。
仮想通貨はどちらかというと、社会情勢の悪化とか、大災害とか、法定通貨に関する信任の低下とか、そういったものに対してはむしろ"強い"と思います。
ただ、今想定していない何かがきっかけで、仮想通貨そのものが無価値になってしまうということは、考えられるわけです。
といっても、これは他の資産でももちろんありえることでしょう。
たとえば金(ゴールド)で言えば「錬金術が発明された」とか、不動産で言えば「大災害でその地域全体の価値が大きく下がった」とか、そういうことは考えられます。
そのためあまり過度にこういったリスクを心配しても仕方がない面はありますが、やはり可能性としては想定しておく必要性があります。
何しろ仮想通貨はまだ誕生してからの年月が比較的浅いですから。