仮想通貨の価値とは?
仮想通貨は価値があるのでしょうか?
私はこれまで仮想通貨の価値はよく分かっていませんでした。
今でも一言ではうまく言えません。
しかし今は一部実感しています。
以下のようなメリットを持つ仮想通貨は、「これまでの様々な資産とはまた違った価値がある」と感じるに至りました。
■送金に便利
仮想通貨の種類にもよりますが、送金先の口座さえ分かれば、早く安く送ることが出来ます。
これは本当に便利です。
特に海外送金の場面では、銀行での振り込みと比較するとかなりのアドバンテージがあります。
銀行で海外送金すると日数も手数料もかかりますが、仮想通貨を使えばすぐに安く送れます。
これは明確に感じることができたメリットです。
■価値保存ができる
ある程度お金がある人にとっては、これも大きな価値だと思います。
銀行に大金を預けていても、銀行が破綻したり政府による預金封鎖などで自分のお金を下ろすことが出来ない事態が考えられます。
日本だけで考えるとそんな非現実的な、と思う人もいるかもしれませんが、世界で考えると情勢が不安定な国はたくさんあります。
そういった場合のリスク分散の一貫として、仮想通貨という新たな選択肢が取れるわけです。
これまでで言えば
1.自国の通貨だけでなく外国の通貨を保有する
2.株や債券や投資信託等に投資する
3.金や美術品や不動産といった現物資産に投資する
などの選択肢もありますが、それとはまた違う性質を持った
4.仮想通貨として保有する
という方法で資産を持つことができるようになりました。
当然仮想通貨は値動きもありますし、そもそも何かの拍子に無価値になる可能性も否定出来ません。
さらに取引所やウォレットに対するセキュリティリスクもあります。
それでも、仮想通貨は流通している限りは換金性が高く、場所も取らず移転が簡単で、さらに目的に応じて多様な種類の仮想通貨を選べるため、
これまでとは違った価値保有の形態としての有用性があります。
■値動きによる収益を狙える
今更言うまでもなくですが、値動きによる収益を狙うことが出来ます。
性質の違う様々な仮想通貨があり、投資対象として魅力的です。
いろいろな投資手法が今後も開発されていくことでしょう。
■増やせるものがある
これは通貨によって異なりますが、「ステーキング」とか「マイニング」とか「エアドロップ」といった、
仮想通貨を買わなくても「もらえる」方法が用意されている通貨があります。
また取引所によっては貸株ならぬ貸仮想通貨によって、一定期間預けておけば利息のような形で仮想通貨を増やしてくれるサービスがあります。
(例:Coincheckの貸株サービス)
このあたりはまた別途記事にできればと思いますが、単純に持って終わりではない通貨が多数あります。
■楽しい
新しい仮想通貨が誕生し続けています。
既存の通貨も進化・変化を続けています。
正直多すぎてとても追いきれないのですが。それでも新しい何かが生まれているワクワク感があります。
また各通貨、目指すところが違います。
仮想通貨とか暗号通貨とひとくくりに呼んでしまっていますが、単純に「お金の代替」を目指しているものばかりではありません。
各通貨固有の目的や機能がありますので、それを知ったり、今後どう広まっていくのかを考えるのも楽しいものです。
以上が、私の考える仮想通貨のメリットです。
これらが組み合わさり、既存の資産や投資対象とは違う価値を形成していると思います。
最後の1つ「楽しい」はおまけのようなものですが、実際に買ったり勉強するなかで、腹落ちレベルで実感したものを記載しました。
私はもともと、仮想通貨には「決済手段」としての役割を期待していました。
お買い物出来なければ通貨じゃない、と思っていましたので。
ところがビットコインといえども、日本ではまだ使える場所が限られています。
また値動きが激しく普段づかいにはちょっと不便かもという気持ちもあります。
いずれ仮想通貨での決済が日常になるタイミングは来るのかもしれませんが、まだ先のことかなと感じています。
なお、仮想通貨は既に「仮想通貨を買うための決済手段」としては定着しています。ビットコイン、イーサリアム、テザーなどこの界隈では基軸通貨のような位置づけに既になっています。円からいきなり買えない仮想通貨が多数あり、まずはビットコインを買ってそれを使って他の通貨を買う、ということは普通にあります。
というわけで、特定の界隈においては、決済手段として既に活発に利用されているということも今は実感しています。
今回は仮想通貨の価値について書いてみました。
これからも仮想通貨の利用シーンは増えていくだろうと感じています。
さて今度は私が実感した「仮想通貨の怖いところ」についても書いていきたいと思います。